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天高く猫眠る星シリーズ

惑星フェリアシリーズ

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Introduction
  それはとある1冊の小説から始まった

 この物語は「天高く猫眠る星」シリーズを書いた時期より少し前になります。高校で知り合った友人に薦められた1冊の本が新井素子さんという方の小説でした。当時は集英社のコバルトという雑誌で書いていらして、その同時期にやはりコバルトで書いていたのが大和真也さんという方でした。この大和真也さんの小説に触発されてプロットを作り始めたのが高校2年生の頃でした。そして、紆余曲折しながら小説らしきものを書き始めたのがこの「惑星フェリア・シリーズ」です。当時はこんなシリーズ名も付けていませんでしたし、もちろんこのロゴも最近になって作ったものです。

 現在まで3作品が脱稿していますが、実際に頭の中にあったのは10作分くらいだったと思います。大学ノートにあらすじや登場人物を書きつけていた筈なのですが、現在どこかに行方不明でどんな話しがあったのか今となっては思い出せません。でも、第1話は高校3年生の頃に書いていましたし、第2話は浪人した予備校時代に書いていたように思います。第3話では社会人かな。いま振り返ってみると現実逃避していたんだなぁ・・・と。(苦笑)

 3話ともに主人公どころか登場人物にはあまり共通性はありません。それでもシリーズと謳った理由は、フェリアという名前の惑星が関与することです。このシリーズはパラレル・ワールドもので、フェリアという惑星はもう一つの世界にある地球です。どんな形でこのフェリアが出てくるのかは読んでからのお楽しみです。それでは、それぞれの物語の紹介をしていきましょうか。

 第1話となる「フェリアの空にさよならを」は、普通のOLがひょんなことから惑星フェリアに来てしまい、そこで起きていた戦かいに参加して自分の生き方を見つけなおすというお話しです。ここでは、まさに惑星フェリアが舞台となっています。ちなみにこの惑星フェリアは双子星になっていて、同一軌道上には惑星ジュールというのがあります。どちらかというと戦いのメインはそのジュールで行なわれており、ジュールは都会でフェリアは田舎というイメージでした。作者が書いていて気に入ったキャラは、脇役だった筈のラムダくんです。実は3人の名前の出ない脇役を考えていたのですが、結局は性格が妙に気に入ってしまい第2話では主人公に成り上がるということになりました。この頃から主人公が入れ替わるという悪い癖があったのですね。

 第2話はタイトルを「ひっくり返った王冠」と付けてありますが、どちらかというと英語名のほうが先に頭の中にあって、後からタイトルを付け直したけど未だにしっくりきていないというものです。主人公は第1話で脇役だったラムダくんで、このラムダが実はとある国の王子さまであるというところから物語が始まります。第1話で主人公だったレイコが今度は脇役でこちらに登場します。もしかすると、フェリアという言葉自体はあまり出てこないような気がしないでもありません。でも、間違いなく同じ世界観の中のお話しですから。

 第3話では舞台を地球に戻し雰囲気をガラッと変えた「フェルムとフェルマー」となります。ここで出てくるフェルムとフェルマーは惑星イオルスというところの出身ということになり、フェリアとはまた違った世界からやってきたという設定になっています。この二人の姉弟は特殊な能力を持っていて、それがために狙われる羽目になります。この物語ではこのシリーズの骨格を成すもう一人の主人公が出てきます。いずれは他の主人公とからむ筈だったのですが、まだまだそれは先の話です。梨亜夢という喫茶点はけっこう気に入っていたので、本当ならこの後も舞台になる筈でした。また、名前の響きも気に入っていたので、天猫星シリーズでは種族の名称として出てきます。
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